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 こんにちは。

 なにしろ、蕾がいっぱいなのです。何をどう書いたらいいのか、ただ迷ってしまいます。黙ってあなたを、ここへ、連れてきたい気持ちです。

 怠けていた罰なのだけれど、切羽詰っていよいよ慌て出しました。しばらく昼間、庭で遊ぶのは、オアズケにしよう、自分でそう決めました。でもこの朝のひと時は、心の休憩時間です。雑草を抜いたり、花柄を摘んだり、アブラムシを潰したり、大急ぎでコンテナに寄せ植えしたり、そんなことが極上の心の癒しです。
曲がった黒百合
 一昨日から開き始めた黒百合は、高い山で見かけた物とは違って、ニョキニョキ茎が伸びました。ガーデンテーブルの上に置くと、間延びした姿がおかしくて、ロックガーデンのバイモの隣に、鉢ごと移動しました。そうしたら、昨日の風で倒れたようです。茎がお日さまに向かって曲がったので、ふたつ目の蕾は上を向いて開いています。なおさら、ひょうきんな姿になってしまいました。

 レタスのコンテナとアスパラモミの木の後ろには、アスパラがあります。なんで農家のアスパラのように甘くないのかしら、何年もそう言いつづけていました。去年たっぷり牛糞堆肥をいれました。取りたてを、茹でて、つまみ食いしたら、今までよりは、イケマス。さっそく家族にも味見させよう!食事の済んだ子供たちは、歯磨きしちゃったからと逃げます。「大丈夫、ホントのアスパラよ。」と言うのですが、何を疑っているのかなぁ。パソコンに向かって、両手のふさがった相棒に無理やり、くわえさせました。有無を言わせないとは、この事。このときは、「ああ、いいね。」大事なテレホタイムを邪魔されたくないようです。

 アスパラ付きの食事の後、「なおいっそうの研鑚を。」隣で睨んでいるので残せなかった、相棒のコメント。キッチンガーデナーの道も険しいです。
        5月9日 淳子